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営業部オフサイトミーティングの様子をレポート!メンバー全員で作ったスローガン
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営業部オフサイトミーティングの様子をレポート!
メンバー全員で作ったスローガン
はじめに
みなさま、はじめまして!
Uniforce株式会社 営業部 営業企画・管理課の池田です。
私たち営業部は、2024年10月4日にオフサイトミーティングを開催し、全員で営業部のスローガンを作りました。
この記事では、オフサイトミーティングの様子をお伝えしながら、以下をお届けしたいと思います!
- 組織のスローガンやビジョンを決める際の工夫やポイント
- Uniforce営業部の価値観や目指す方向性
どうしてスローガンを作ったのか
当社の営業部は今年の8月から、計10名(2024年10月時点)の新体制がスタートしましたが、リモートワークのメンバーもおり、全員で顔を合わせる機会が中々ありませんでした。
さらに、私たちは全員転職を経て集まったチーム。前職は広告、人材、IT、銀行…と、それぞれ全く違う業界出身。
そのような異なるバックグラウンドを持つ私たちが、チームとして1つにまとまるためには、どのような状況でも迷わず行動できる、共通の基準を持つことが必要だと考えました。
そこで今回、オフサイトミーティングとしてメンバーを一同に集め、直接顔を合わせながらチームの指針となるスローガン作りに挑戦することになったのです。
どうやってスローガンが決まったか
当日のアジェンダは、以下の通り。
① 営業メンバー各人が成功体験を発表する
② 他部署メンバーから①のフィードバックをもらう
③ 大切にしたい価値観を固める
④ 価値観に基づき、スローガンを考える
それぞれ、どのような具体的にどんな内容だったか簡単にお伝えしていきます!
①営業メンバー各人が成功体験を発表する
最初に、当社の企業バリューである『探究 / 越境 / 感働』にまつわる成功体験エピソードを、1人3分で発表しました。
前職でのピンチ・それをどう乗り越えたか、仕事へ取り組む際の信念・工夫等をそれぞれが発表。
発表中、同じ運営メンバーの三浦さん(営業部 営業企画・管理課)がリアルタイムで価値観に繋がるキーワードを Figma の付箋にメモしてくれました。聞く、書く、スライドを共有する、自分も発表する、という一人何役もこなす活躍ぶりに、大変助けられました…!
エピソードを通じて営業メンバーの価値観を知られる、貴重な時間となりました。
②他部署メンバーからフィードバックをもらう
成功体験の発表には、営業部以外の各部署から代表メンバーにも参加してもらいました。
参加してもらった理由は、営業部の価値観が会社全体のバリューから逸脱しないよう、客観的な視点を取り入れるためです。
当社CDOの坂尾さんがファシリテーターを務め、他部署メンバーから、営業メンバーの発表を聞いて共感した点や、会社全体の視点で見て、深堀りしたい点を丁寧に引き出してくれました。
坂尾さんの進行により、営業部内だけでは気づきにくい視点やフィードバックを得ることができ、営業部として大切にしたい価値観について深く考える機会となりました!
③大切にしたい価値観を固める
3つのグループに分かれ、営業メンバー × 他部署メンバーで、ディスカッション。
営業メンバーが持つ価値観と、他部署が営業部に求める価値観の共通項を洗い出し、各グループでキーワードを出しました。
キーワードを抽出する際は、営業メンバー1人1人の価値観の集合体を一つの人格=「●●くん/ちゃん」として捉え、“「●●くん/ちゃん」が持っているマインドって、何だろう?” という視点で考えました。
ディスカッション後、各グループで抽出したキーワードをグルーピング。
以下7つの要素が、
営業部が大切にしたい価値観(=「●●くん/ちゃん」のマインド)として明確になりました。
【他社との関係における価値観】
①まず相手の立場に立つ/②繋がり/③協創(チームワーク)
【自分の内面の価値観】
④誠実さ/⑤楽しさ(ワクワク)/⑥チャレンジ(粘り強く)⑦他者からの評価
④価値観に基づき、スローガンを考える
最後は、CSO(営業部部長)の中島さんファシリテーターのもと、営業メンバーだけで3つに分かれ、グループディスカッション。
グルーピングした7つの価値観をもとに、
「●●くん/ちゃん」が目指す姿に到達するための原動力について各グループで話し合った結果、すべてのグループで共通して挙がったキーワードは「楽しさ」。
何回かに分けて、「楽しさ」を深堀りし…ついにスローガンが決定!
決定したスローガン
~楽しい未来を協創する~ というスローガンが決まりました!
このスローガンには、以下のような想いが込められています。
1日でスローガンを決めるポイント
企業のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)作成に数多く携わり、今回ファシリテーターを務めて頂いた坂尾さんによると、組織の価値観やスローガンを言語化するプロセスは、本来1日で完了するものではないとのこと。
では、なぜ今回は1日で全員が納得するスローガンを決定することができたのでしょうか?
そのポイントは、以下の2つに集約されます。
ポイント① 参加者全員の「当事者意識」を引き出す
ポイント② 意見を効果的に収束させる
以下に、それぞれの詳細を解説します。
ポイント① 参加者全員の「当事者意識」を引き出す
今回のミーティングは運営側がテーマを決めて、参加を要請したものでした。このような場では、参加者が「自分ごと」として捉えられない場合、意見がなかなか出ず議論が進まないリスクがあります。
そのため、当事者意識を高める工夫として以下の2点を実施しました。
1. 目的を明確にする
「なぜ、このタイミングで、このメンバーで、スローガンを決める必要があるのか」
これを、オフサイトミーティングの冒頭に、営業部長の中島さんから話していただく時間を設けました。
目的が共有されることで、議論に対する責任感や主体性が高まり、各自が積極的に意見を出し合う姿勢を自然と醸成することができました。
2. グランドルールを設ける
また、以下のようなグランドルールを設け、このルールも目的と一緒に、会の冒頭で全員に共有しました。
これらのルールによって、一人ひとりが発言しやすい心理的安全性を確保すると同時に、全員が主体的に議論に参加する環境を整えることができました。
ポイント② 意見を効果的に収束させる
全員が積極的に意見を出す場では、多様な意見が飛び交い、まとめる作業が非常に難しくなります。そのため、効率的に意見を整理し、全員が納得できる形に収束させる工夫として以下の3点を実施しました。
1. 発散した意見を可視化し、整理する 目的を明確にする
オンラインホワイトボードツール「FigJam」を活用し、出された意見をリアルタイムでメモ。意見をグループ化して関連性を整理し、議論の流れや現在地を全員が一目で把握できるようにしました。
2. 時間を区切る
各セッションや発表には制限時間を設け、FigJamのタイマー機能を活用して時間を意識させました。これにより、議論が長引くのを防ぎ、効率的に進行することができました。
3. 仮決定を行い、さらに深掘りする
意見がまとまり切らない場合には、一旦仮の案を決定しました。たとえば、スローガンの文言が最終的に決まらない際には、「楽しさを協創する営業部」という仮案を提示し、その案に対する賛成点や違和感を具体的に洗い出すことで、より良い案を導き出しました。
これらの工夫により、参加者全員の意識を引き出し、多様な意見を効率的に整理することができました。結果として、1日で全員が納得するスローガンを決定することができました!
感想
「組織の価値観」という形のないものを言葉として紡ぎ出す作業は、メンバーそれぞれの内に秘めた想いを共有し、チーム全体の深層にある想いを掘り起こす、非常に貴重な機会となりました。
また、言葉として具現化された価値観が、背中を押すスローガンとして形を成したことで、チームの目指すべき未来がより鮮明になったと感じています。
私自身、8月に転職した当初は、何から手をつけるべきか迷うことが多くありました。
しかし、スローガンが決まったことで「この作業がどんな楽しい未来につながっているのか」を意識できるようになり、仕事の目的や先にある成果を自然と考えられるようになりました。結果、作業自体が楽しくなり、日々の業務へのモチベーションが大きく変わったと実感しています。
最後に、今回ファシリテーターを務めて頂いたCDOの坂尾さん・CSOの中島さんへ、それぞれ感想を頂きたいと思います。
<坂尾さん>
先ずは運営メンバーの方々お疲れ様でした。普段の業務を遂行しながらの準備で大変だったと思いますが、無事スローガンがカタチになってよかったですよね!
今回は「1日でスローガンを完成させる」というぶっ飛んだ企画で、営業部の参加者約10名の想いをひとつにまとめて、それをスローガンまで落とし込む!というこれまでにないスピード感でのプロジェクトでした(CSOの中島さんが1日でお願いします!と言っていて内心ムリじゃない?って思っていたんですが笑)終わってみると何とかなるもんなんだな〜とホッとした感覚を今でも覚えています。
今回のプロジェクトが納得いくものになった要因が3つあるなと思ってまして、
①ユニフォースのミッションに共感して入社した仲間たちが中心にいたため、やりやすかったこと
②当日は一体感を作るまでに時間がかからなかったこと
③普段は出さない「自分の思い」をオープンにすることで共感を得られ、それが成果に繋がったこと
今回はUniforce内の「営業部」としてのスローガンだったのですが、やっぱり改めて「①」で挙げさせていただいたミッションへの共感性が組織運営していく中で重要な要素なんだなと改めて気付かされた時間でもありました。
ただ運営メンバーはとっても疲れたと思います笑 ご苦労様でした!
<中島さん>
オフサイトMTGは元々、新事業年度に入るタイミングなどの節目で、且つ普段とは違う環境で開催したいと考えていましたが、諸般の事情で新事業年度開始から少し時間が経ってしまった上に、事務所の空きスペースでの開催となり、「形式」は思い描いていたものとは程遠いものでした(笑)
しかし、大事なのは中身です。
営業部メンバー全員が他メンバーの意見を積極的に傾聴する姿勢を貫き、オブザーバーとして参加してくれた他部メンバーは日常業務で忙しいにも関わらず越境の精神で参加ししてくれ、そして坂尾さんが私の無茶を聞いて1日でファシリテーションをしてくれた、この3点が揃ったことで、時期や場所に関係なく最後は営業部メンバー全員が納得する営業部スローガン~楽しい未来を協創する~を策定できました。
私個人が好きな言葉は「自他共栄」、自分と他者が共に成長していく、というものです。その想いは営業部メンバーにも伝えてきましたし、営業に携わる者として忘れてはならない精神だと強く信じています。
今回策定したスローガンは結果的に、この自他共栄の考えを内包していますが、同時に足りない要素である「目的」をわかりやすく補ってくれています。『何を目指して共に成長するのか』、私たちUniforceの営業部メンバーは「楽しい未来」という言葉に帰結しました。
私たち自身が「楽しい未来」だと感じられる状況は、自分ひとりの力では勝ち取れないし、また利他主義・自己犠牲の精神だけで成り立つものではありません。「私たちとお客さま」、「私たちとステークホルダー」、「私たちと他のUniforceメンバー」といったあらゆる自他の関係において、双方が楽しい未来だと実感できる状況を作り出すことを目指して、今後も活動して参ります。
坂尾さん、中島さん、素敵なコメントありがとうございました!
私たち営業部はこれからも、~楽しい未来を協創する~というスローガンを胸に、お客様や仲間周りのすべての人が楽しいと感じる未来を形にしていきます!
- Writer
Uniforce株式会社 営業部
池田