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【事例インタビュー】決算資料のデザインと中身にはこだわりたい! 妥協せず、さらに20時間の作業効率化を実現

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決算資料のデザインと中身にはこだわりたい!
妥協せず、さらに20時間の作業効率化を実現

企業紹介
株式会社シイエヌエスは、1985年の設立以来、ITの最先端技術を追求し続け、本年で40期目を迎える企業です。
創業当初はUNIXというオペレーティングシステムの取り扱いを中心事業とし、90年代に入ると金融業界のシステムオープン化・小型化の流れを捉え、UNIX技術を基盤とした金融向けITサービスへと事業を拡大。さらにインターネットの普及に伴い、小売・流通系への技術展開も進め、着実に事業規模を拡大してきた実績があります。
現在は長年培ってきた技術力と業務知識を結集し、「業務システムインテグレーション事業」「ビッグデータ分析事業」「システム基盤事業」「デジタル革新推進事業」「コンサルティング事業」の5つの事業を柱として展開中です。また北海道に完全子会社のシイエヌエス北海道を設立し、地域企業、特に先進的なIT活用に積極的な企業の支援を通じて地域経済にも貢献しています。
時代の技術トレンドを常に先取りし、顧客のビジネス課題を解決するソリューションを提供し続けてきた同社の代表取締役社長の関根様とIR担当の石渡様に、Uniforce「ビジネス資料作成サービス」ご導入についてのお話を伺いました。
決算資料作成で抱えていた課題
石渡様がIRのご担当になられたときの、決算資料作成の体制はどのようなものでしたか?
石渡様:私が入社する前から、すでにデザイン会社に作成依頼をしていました。
システム受託開発を主軸とする事業の特性上、事例やお客様の名前を出しにくく、資料上での見せ方が難しいという課題があったためです。
私が入る前はIRに詳しい者がいなかったので、資料の作り方も相談したいという思いからデザイン会社に依頼することにしたと聞いています。
実際にIR業務を進める中で直面した課題はありましたか?
石渡様:短信と決算説明会を同日または翌営業日というスケジュールで実施していたこともあり、時間的な制約がある中で、一人で外に出す資料を作ることのリスクの高さを感じていました。
また、IT業界に入りたてで表現の仕方がわからない部分があったのですが、今まで依頼してきたデザイン会社は見た目を整えるのが得意で大変助かっていたのですが、決算開示の専門知識が十分ではなく、「事業活動の結果をデザインに落とし込む」「数字を図解で説明する」という要望がなかなか叶わなかったのです。
関根様:アピールしたいポイントをIRの観点でデザインに落とし込むというのは、専門的にやられている会社でないと難しいのかなと感じましたね。
Uniforceに依頼することにした決め手
そのような課題を抱える中で、Uniforceにご依頼いただいた決め手は何かありましたか?
石渡様:数字については(Uniforceが)会計士さんを抱えていらっしゃったので心配はなかったのです。また、打ち合わせの中で「こういうデザインだったらどうですか?」という提案をいただき、デザインに落とし込むというかねてからの要望についても、すり合わせをすることができました。
関根様:同じようなシステム受託開発会社がたくさんある中で、他社との差別化や理解をしていただくことがなかなか難しいんです。事業やサービスが書いてあるだけでは伝わらない。どういうインパクトを視覚的に与えていくかが大事です。上場して3年になりますが、投資家のみなさんに対しても、まだまだ説明不足な部分がありました。
(Uniforceのデザインは)パッと見て数字も入るし、絵からイメージも湧きやすい。整理もされている。同じテイストのページが続くのは読み手も辛いと思いますが、それも感じられません。そういったものを、打ち合わせのその場で見せていただいたのがよかったかなと思います。
あぁ、こちらの意思が伝わっているなと。
関根社長が話すときにイメージしやすい資料になっているとしたら嬉しいです。
関根様:そうなんですよ。下のノートを見ながら話すのもいいんですけど、シナリオを書く作業も誰かがやらなければいけなくなりますから。それよりも一目見て、このページはこれを話すんだとイメージできる資料になると、話しやすいですよね。
当然、そのようなページの方が、聞いている相手も理解しやすいものです。
Uniforceの支援によって得られた20時間分の効果
Uniforceが決算資料作成の支援に入ったことで、どのような効果がありましたか?
石渡様:私の残業時間が20時間減ったんですよ!
これは単純な時間削減だけでなく、毎回抱えていた「この表現をどうデザインに落とし込むか」という悩みから解放され、数字の再チェックという煩わしさも軽減されました。
(Uniforceには)会計士の方もいらっしゃって、どのポイントが重要でこの数字がどう構成されているかといった議論を、同じ言語でできることがとても心強かったですね。事業に対するキャッチアップを数字の面からしていただけるのも大きかったです。
デザインの話ではなく、中身の話をできるようになったのは大きな変化でした。
関根様:表現のレビューになっちゃってたんですよね。このグラフの色は見づらいよねとか。Uniforceに依頼するようになってからは、デザインに関するやり取りが減り、中身に関する本質的な議論により多くの時間を取れるようになりました。
実際に上がってくる資料に関しても、文字がいっぱい並ぶのではなく、言うべきことが集約されていて、事業の状況説明がしやすくなりました。数字が大きく出てきたりとか、各ページのテイストに変化を持たせていたりもして、見ている方の理解度も高いんじゃないかなと思います。
石渡様:会計士や投資家など、いろんな専門家の意見が聞けるのもUniforceならではだと思いました。どうしても主観的になってしまいがちな決算説明にも、ご指摘やご提案をいただけるのがありがたいですね。

決算資料の改善を検討中の企業へ
同じような課題を抱える企業やIR担当者へ、メッセージをお願いします。
石渡様:決算開示業務を長らくやっていると、マンネリ化してしまいがちです。新しい目線でのフレッシュさを取り入れて、初心に立ち返るという意味でも、Uniforceの「ビジネス資料作成サービス」のようなサービスを使うのはありだと思います。
一方で、我々と同じような会社はたくさんあって、きっと限られた人数で決算開示業務をやっていると思うんです。リソース不足で足元でいっぱいいっぱいの場合は、外部の力も借りていろんな意見をもらいながらやっていくことが重要です。
より分かりやすく説明して会社を理解していただくことが、投資家に対する会社としての責任だからです。
関根様:外部の力を借りるのは大切だと理解しつつも、妥協せずに同じ感覚で進めていける会社を見つけるのはなかなか難しいものです。
デザインにもこだわって中身の訴求にも妥協したくない会社さんは、Uniforceの話を一度聞いてみるといいと思います。

株式会社シイエヌエス
代表取締役社長:関根 政英
設立:1985年
事業内容:デジタル革新推進事業、ビッグデータ分析事業、システム基盤事業、業務システムインテグレーション事業、コンサルティング事業

- Writer
Uniforce株式会社 マーケティング部